寿饅頭

お昼前のおさんぽの途中、町内のの奥様方が集まっていました。
虎がトコトコとその中へ進んでいきます。
すると、寿饅頭を持った方が、『もうすぐ花嫁さんが到着するので、見ていってください。』とお饅頭を手渡してくれはりました。
おばさま方に混じって待っていると、花嫁タクシーが到着。
背の高いとても美しい花嫁さんが歩いてきます。
本当に惚れ惚れとする美しさです。
雲ひとつない青空のもと、合わせ水の儀もとどこおりなくすまされました。
こちらでは、式を挙げる前に、嫁ぎ先のお仏壇を参ります。
その際に、嫁ぎ先の玄関で、合わせ水の儀がとりおこなわれます。
合わせ水とは、両家で朝一番にくんだ水を竹筒に入れておき、花嫁は、その両家の竹筒から注がれた水を水皿でいただいたあと、水皿を割る儀式です。
これは、二度と他家の水は飲まないという意思をあらわしたものといわれているそうです。
あまりにも美しい花嫁さんだったので、お写真を撮りたかったですが、ご遠慮しました。
いただいたお饅頭は、金箔のほどこされた紅白饅頭でした。
美味しかったです。