お父さんが怒った

ドラマのような台詞をはいたひよこちゃん
意味はなんとなくわかっていても、それがどれだけいけないことかは理解していなかったんだろう。
お父さんが怒った。
ものすごく怒った。
ことの重大さに気付いたひよこちゃんは突っ伏した。
体を起こされたひよこちゃんの口は歪み、顔は小刻みにふるえ、涙が流れていた。
恐怖なのか後悔なのか、声は出ていない。
 
さっきまで喧嘩していた私は、ひよこちゃんのそばへ。
たくさん話をした。
ひよこちゃんは、ずっとふるえていた。
しばらくして、『お父さんとお話ししてくるね。』と私が言うと、自分もついて来ると言ったひよこちゃん
謝っても許して貰えるとは思っていないのに、付いてきた。
お父さんの言葉に涙を流し、時折私の後ろに隠れたりしたけれど、逃げることはしなかった。
話が終わると、『お父さんとお風呂に入りたい。』と言ったひよこちゃん
一生懸命信号を送っているように感じた。
 
お母さんもいろいろ反省。
みんなで成長出来るようにがんばろう。