子供の社会

tomoratan2011-02-26

この冬は、とても寒く、雪も多く、必然的に家に篭りがちでした。
保育園の送迎時の恒例のママトークもほとんどなく、みんな寒さに震えながら足早に車に乗り込み家路につきます。
そんな長い冬もピークを過ぎ、日長になってきて、最近ようやく休日に保育園仲間の母子を誘って公園に出かけたり、保育園帰りに遊びに来てもらったり出来るようになってきました。
日頃、ひよこちゃん一人をみていると、口の達者さに舌を巻いたり、パワー負けして、『子育てって本当に大変やなぁ』とへこたれることしばしばなのですが、久しぶりに、お友達と交わる我が子をみていると、『親が思っているほど我の強い子ではないんだなぁ』と改めて感じさせられます。
まわりのお母さん達はもっと翻弄されています。
そんなひよこちゃんの姿に、お母さん(私)が怖くて抑圧されているだろうか…と一抹の不安もよぎりますが、多分彼女の性格だろうと良いようにとらえています。
ママ友さんたちの子供への接し方をみて、『私ももっと穏やかにならなくては…』と反省したりももちろんします。

 
先日、1歳になったばりのMちゃんと、3歳のSちゃん姉妹が遊びに来てくれた時のこと。
Mちゃんが、ひよこちゃんプリキュアの小さなハンコを口に含んでいるのを見たひよこちゃん
あわててハンコを片付けていました。
片付けてホッとする間もなく、今度は団栗に手をのばすMちゃん。
ひよこちゃんは、『あぶないわ』と大急ぎで団栗を箱にしまいます。
Mちゃんの行動ひとつひとつに目をまんまるにして、一生懸命世話をやいたり、話しかけるひよこちゃんの様子が可愛くて可愛くて。親バカですみません。
Mちゃんが泣くと、必死で『べろべろべ〜』と変顔を作ります。
そして、実質半年違いのSちゃんとは、仲良く遊んでいるかと思えば、おもちゃの取り合いをしたり。
取り合いになると、決まってひよこちゃんが負けます。
弱いのかな…
保育園でも、男の子におもちゃを取られてしょげて、他の女の子が取り返してくれるというシーンを見たことがあります。
負けると、壁際に走り去り、壁にオデコをくっつけてへこんだり、ソファに突っ伏してみたりするのですが、すぐに気を取り直して、『じゃ、遊び方教えてあげる』とか言って、歩みよります。
これは、親に叱られた時でもそうです。叱られて、泣いたり、ふくれたりした後、納得がいけば謝り、謝ったらもうニコニコしているのです。
争い事には弱いけど、気持ちの切り替えが早いのは、いいところだなぁと思います。
まぁSちゃんとの場合は、半年違いとはいえ、学年は一級違うので、一応『私の方がお姉ちゃん』という意識があるようです。
 
こうして、集団の中の我が子をみるのも、また興味深いものです。
保育園では、年中、年長のお兄ちゃんお姉ちゃんに可愛がって貰っている様子だし、2歳からの保育園は可哀相かな…と思ったりもしましたが、子供には子供の社会生活というものがあり、それもいいものだなぁと感じるこの頃です。