*[はなちゃん]熱性痙攣

先月から繰り返し高熱を出していたはなちゃん。
今週もやっと治ったと思ったら月曜日にまた高熱を出しました。
いつもは高熱でも案外元気のある子ですが、その日は、あっという間にグッタリしてきました。
朝一番でかかりつけの小児科へ行き、念のための検査を受け、結果を待っていたら、抱いていたはなちゃんの足が突然ガクガクも震えだし、すぐに全身が痙攣し、顔がムンクのように変形。
意識を失いました。
もう私はパニックです。
すぐに処置室に移り、先生と何人もの看護婦さんが痙攣するはなちゃんを取り囲み、大きな氷で全身を冷やしたり、吐瀉物を吸い取ったり。
先生も看護婦さんも、はなちゃんと私に優しく声をかけながら、処置してくださいました。
意識が戻りかけた時に、先生がすかさず、「お母さんいるからね。」とはなちゃんに声をかけられ、あっ泣いてる場合じゃないと、私も一生懸命声がけをしました。
あっという間に血色がなくなり、足先が硬直する様は、恐怖でした。
顔も、一瞬で粘土をクシャリと潰したように変形してしまいました。
ほんの二分足らずの出来事です。
意識が戻りました。
そして、点滴と、ひきつけ予防の座薬を入れられ微睡む我が子を抱きました。
その後、一時間ほど点滴をしながら、冷凍鮪のように幾つもの大きな保冷剤を挟んで身体を冷やされました。
朦朧としながらも泣くので、ずっと抱いていました。
はなちゃんの顔が生まれたての赤ちゃんのように柔らかになり、私の気持ちが落ち着いてきた頃、先生が説明に来てくださいました。
いわゆる熱性痙攣です。
急激に体温が上がると発症する。
発作が2〜3分以内なら大丈夫。10分を越えると即入院。
発作が起きたら、吐瀉物が逆流して肺に入らないよう横向けにして気道を確保すること。
両脇、股、とにかくガンガンに冷やすこと。
時間を測ること。
再発する可能性があるので、今後は、37.5度出たら、必ず10分後再検温し、1度前後上がっていたら、すぐにひきつけ予防薬を注入すること。
3分経過して治まらなければ、救急車を手配すること。
予防薬は、一度のひきつけに対して二回まで、間隔は8時間開けること。

そして、あんなに冷やして貰ったのに、一分も下がらず、普段は極力使用しない熱冷ましの座薬を入れて貰い、帰宅しました。
熱冷ましの座薬は、一旦下がるけれども、その反動でまた体温が跳ね上がるそうです。我が家では、発熱には意味があると考え、よほどグッタリしていない限り普段は使用しません。先生も、同じ考えです。
確かに、その数日前、39度越えの二晩目、かなり弱ってぐったりしてしまったので、珍しく座薬を使いました。
そのせいなのかな…ともちょっと思ったり。

お薬の影響で微睡み続けるはなちゃんは、その後も40度まで上がり、冷やしても冷やしてもなかなか下がりませんでした。
午後になると、予防薬での眠気が切れました。そうなると、冷やされる事が嫌ですぐに保冷剤をはずすので、その日はほぼ一日中抱きながら冷やしました。
夜に再度予防薬を入れましたが、予想に反して全く微睡む事なく、しんどそうにしていました。仕方なくずっと抱きながら保冷。明け方4時頃から熱が下がり始め、はなちゃんも眠り始めました。
翌日も朝一番で診察を受けました。
数日間は、目が虚ろだったり、足元がふらついて、よく転んだりしていましたが、日毎に元気を取り戻し、昨日は声もずいぶん大きくなりました。
足もしっかり。
チャイルドシートにのせようとすると、こちらが汗だくになるほど大暴れして拒否するほど、力も戻りました。
登園許可もおりたので、保育園でも、こまめに検温いただいています。

もう二度とこんな思いは嫌です。
これからは、極力注意してあげたいです。