蟹のお話

tomoratan2010-11-20

昨日お魚屋さんに聞いたお話。
地元贔屓なのは当然のこととして、何故橋立港のずわい蟹が美味しいのか聞いてみました。
橋立の蟹の漁場は、窪みになった場所で、蟹にとっての良質な餌が豊富であるとのこと。
皇室に献上している福井県三国港と同じ漁場で、橋立の方がその漁場にさらに近いこともあり、鮮度がよいのが、高値のつく理由だそうです。
すっかり観光地化している近江町市場であまり橋立港産のずわい蟹をみないのは、そんなわけでよその漁港産のものより高いからだそうです。
私たちには、日々の食卓にあがるお値頃な品を仕入れて提供してくれるお魚屋さんですが、進物用に特上品をお願いすれば、勿論対応してくださいます。
ちなみに昨日の競りでの一番高値のずわい蟹は、一杯3万6千円。
高級料亭に流れるらしいのですが、市価は競り値の倍ではきかないとか。
 
実家の父が、先日訪れたごはん屋さんで『橋立産茹でずわい蟹4500円』のおしながきを見て、『安いなぁ』と驚いていたのですが、私は高くてビックリ。
その違いは、卸値感覚でいる私と、デパート価格慣れしている父との違いなんだろうなぁと思いました。
 
ちなみに、せっかくの橋立港産でも、生け簀に入った蟹の味は、残念なくらいぐんと落ちます。
 
最後に予断ですが、他港に比べて選別が厳しいのも品質保証の特徴だそうです。(それでもお魚屋さんが漁師だった頃に比べると、甘くなったと言ってはりますが)
 
以上お国自慢でしたf^_^;