奥伝

普段のお稽古もいつもはお着物で通っていましたが、このところどしゃぶりが多いのと、暑いのでしばらくお洋服で怠けていました。
今日は奥伝なので、気合を入れてお着物を着ました。
どういうわけかうまく着れず、行くのをやめようかと思うくらい汗をかきました。
そんなわけで、随分遅くなってからお稽古場へ。
先生方が数名いらしてました。
お昼からお稽古は始まっているのですが、お昼間はすごい人なのです。
私はあまりにも遅い時間にうかがったので、拝見させていただくだけで十分の気持ちでしたが、真の行台子をさせていただきました。
それから、先生に仕立てあがったばかりの絹芭蕉のお着物を見せていただきました。
まるで天女の羽衣です。
落ち着いたお色目で、なんとも優しいやわらかさのある美しいお着物でした。
はぎれを私に渡して、『おいどにひいておみやす。どのくらい皺になるもんでっしゃろなぁ』と。
絹が含まれているからでしょうか、それほどガシガシとした質感はありません。
私も欲しくなりました。